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省エネルギー基準の概要

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1.住宅の省エネルギー基準

平成25年1月31日に「エネルギーの使用の合理化に関する建築主等及び特定建築物の所有者の判断の基準」(平成25年経済産業省・国土交通省告示第1号)が交付されました。

上記改正基準では、各設備の省エネルギー性能を一つの統合化された指標「一次エネルギー消費量」で評価することとし、住宅については平成25年10月1日より施行されました。

■改正の背景と理由
  • 建築物全体の省エネルギー性能をよりわかりやすく把握できる基準とするため、「一次エネルギー消費量」を指標とした建築物全体の省エネルギー性能を評価する基準に改正しました。
  • 外皮(壁や窓等)の熱性能については、適切な温熱環境の確保などの観点から一定の水準(平成11年基準相当)が引き続き求められます。

2.一次エネルギー消費量基準の導入

外皮(外壁や窓等)の熱性能のみの基準に、建物全体の省エネルギー性能を評価する「一次エネルギー消費量」の基準が加わりました。

※一次エネルギー消費量とは?

化石燃料、原子力燃料、水力・太陽光など自然から得られるエネルギーを「一次エネルギー」、これらを変換・加工して得られるエネルギー(電気、灯油、都市ガス等)を「二次エネルギー」といいます。

建築物では二次エネルギーが多く使用されており、それぞれ異なる計量単位(kWh、ℓ、MJ等)で使用されています。それを一次エネルギー消費量へ換算することにより、建築物の総エネルギー消費量を同じ単位(MJ、GJ)で求めることができるようになります。

一次エネルギー消費量基準の考え方

評価対象となる建物において、地域区分や床面積等の共通条件のもと、実際の建物の設計仕様で算定した設計一次エネルギー消費量が、基準仕様(平成11年基準相当の外皮と標準的な設備)で算定した基準一次エネルギー消費量以下となることを基本とします。

一次エネルギー消費量は、「暖冷房設備」、「換気設備」、「照明設備」、「給湯設備」、「その他設備」のエネルギー消費量を合計して算出します。また、エネルギー利用効率化設備(太陽光発電設備やコージェネレーション設備)による発電量は、エネルギー削減量として差し引くことができます。
※「その他設備」については、床面積に応じて決まる値を用いて算入します。

【太陽光発電設備の取り扱い】

全発電量のうち、評価対象となる住宅において消費されることが想定される分(自家消費相当分)エネルギー削減量として差し引くことができます。自家消費相当分は住宅ごとの時間帯別の発電量と電力消費量をもとに算出します。

3.外皮の熱性能

外皮の熱性能については、年間暖冷房負荷/熱損失係数・夏期日射取得係数から、外皮平均熱貫流率・冷房期の平均日射熱取得率の基準へ変更されました。

4.その他の変更点等

  • 地域区分の変更
    住宅と非住宅建築物の地域区分が8区分に統一されました。
  • 省エネルギー性能の評価単位
    省エネルギー性能の評価単位は建物の用途により異なります。