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省エネルギー基準の概要

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1.非住宅建築物の省エネルギー基準

平成25年1月31日に「エネルギーの使用の合理化に関する建築主等及び特定建築物の所有者の判断の基準」(平成25年経済産業省・国土交通省告示第1号)が公布されました。 当該改正基準では、各設備の省エネルギー性能を一つの統合化された指標「一次エネルギー消費量」で評価することとし、非住宅建築物については平成25年4月1日より施行されました。

同年9月30日には一部改正された告示(平成25年経済産業省・国土交通省告示第7号)が公布され、新しい外皮性能指標であるPAL*(パルスター)が平成26年4月1日より施行されました。

改正の背景と理由

  • 建築物全体の省エネルギー性能をよりわかりやすく把握できる基準とするため、「一次エネルギー消費量」を指標とした建築物全体の省エネルギー性能を評価する基準に改正されました。
  • 外皮(壁や窓等)の熱性能については、旧省エネルギー基準のPALの考え方を踏襲しつつ、「一次エネルギー消費量」の計算条件に統一した新しい外皮性能指標「PAL*(パルスター)」に改正されました。

2.平成25年改正省エネルギーの基準ポイント

ポイント1 一次エネルギー消費量

一次エネルギー消費量の導入

外皮の熱性能と個別設備ごとの性能をそれぞれ別々に評価する基準から、建物全体の省エネルギー性能を評価する「一次エネルギー消費量」の基準へ変更されました。

一次エネルギー消費基準の考え方
  • 評価対象となる建物において、地域区分や床面積等の共通条件のもと、実際の建物の設計仕様で算定した設計一次エネルギー消費量が、基準仕様(平成11年基準相当の外皮と標準的な設備)で算定した基準一次エネルギー消費量以下となることを基本とします。
  • 一次エネルギー消費量は、「空調設備」、「機械換気設備」、「照明設備」、「給湯設備」、「昇降機」、「事務・情報機器等」のエネルギー消費量を合計して算出します。また、再生可能エネルギー (太陽光発電設備やコージェネレーション設備)による省エネ効果は、エネルギー削減量として差し引くことができます。このうち「事務・情報機器等」のエネルギー消費量については、床面積に応じて決まる標準値を用います。
【太陽光発電設備】

非住宅建築物では売電をしない場合のみを評価します。

ポイント2 PAL*

外皮の熱性能

外皮(壁や窓等)の熱性能については、新しい外皮性能指標であるPAL*(パルスター)で評価します。

PAL*の考え方

ポイント3 簡易評価法、簡易な入力法

通常の計算法と簡易評価法
  • 評価方法には、通常の計算法と簡易評価法があります。また、一次エネルギ消費量の通常の計算法には、標準入力法と簡易な入力法があります。

一次エネルギー消費量の簡易入力法:主要室入力法
  • 一次エネルギー消費量の簡易入力法として、主要室入力法が開発されました。

簡易評価法
  • 旧基準のポイント法・簡易なポイント法に代わる簡易評価法として、モデル建物法が開発されました。

ポイント4 省エネ基準施行スケジュール

  • 一次エネルギー消費量基準は、平成25年4月1日より施行され、経過措置期間(1年)は平成26年3月31日で終了しました。
  • 外皮性能基準PAL*は、平成26年4月1日から施行され、経過措置期間(1年)は平成27年3月31日までです。
  • 経過措置期間中は、改正前の評価方式で届出が可能です。